2018年12月03日

「法律学大系」(有斐閣) 〜或るstalk。

 以前の記事でも書いたんですが、有斐閣の「法律学大系」というシリーズ、私にとって、文字組みや装丁、紙質なんかがもの凄く好みのタイプでした。

  前田庸「手形法・小切手法入門」(有斐閣 1983)

 が、いつの間にか企画中止になってたらしいです。
 スタートするときには大々的に宣伝してたのに、中止しますごめんねなんてお知らせ、一般読者にはなかったはず。

 好きであればあるほど、失ったときの悲しみは強烈、てことで、備忘のために私のストークっぷりを残しておきます。
 下にあげた水野忠恒先生の「大系租税法」のまえがきに、実は「全80巻」の予定だったとかちらっと書かれてたもんで、それでかつての未練が再発したようなものです。

 ちなみに、当時刊行予定となっていたのに未だに出ていないものは、割愛しました(20年経ってもまだ出てないってことだし)。

1 シリーズで出したっきり。

 ・宇賀克也「国家補償法」 1997
 ・前田庸「手形法・小切手法」 1999
 ・樋口陽一「国法学」 2004 補訂2007
 ・大村敦志「消費者法」 1998 第2版2003 第3版2007 第4版2011

2 シリーズで出たあと改訂版が単行本で。

 ・西谷敏「労働組合法」 1998
              ⇒第2版2006 第3版2012
 ・戸松秀典「憲法訴訟」 2000
              ⇒第2版2008

3 シリーズで出たあと改訂版が単行本で。その後なぜか他社へ。

 ・水野忠恒「租税法」 2003 第2版2005 第3版2007
          ⇒第4版2009 第5版2011
          ⇒「大系租税法」 2016 第2版2018 第3版2021 第4版2023(中央経済社)

4 シリーズで出る予定が、いきなり単行本として。

 ・大塚直「環境法」 2002 第2版2006 第3版2010 第4版2020
 ・新井誠「信託法」 2002 第2版2005 第3版2008 第4版2014
 ・西村健一郎「社会保障法」 2003
 ・中山信弘「著作権法」 2007 第2版2014 第3版2020 第4版2023
 ・山口厚「刑法各論」 2005 第2版2010
 ・道垣内弘人「担保物権法」 2004 第2版2005 第3版2008 第4版2017
 ・田中成明「現代法理学」 2011


 時系列でいうと、4で、シリーズで出る予定だったものが単行本として出版されだしたり、2で、改訂版がシリーズから外れたりしたので、あれ?と思いつつ、大村敦志先生や水野忠恒先生のようにシリーズ内で改訂されてるのもあるし、まだ続いているのかな、と思っていたんですが、2011年以降はその改訂版も出てこない、ということで、もう終わったんだなと。

 で、水野忠恒先生の「大系租税法」のまえがきに、はっきり「中止」と書いてあったのでフィニッシュ。

 全80巻の予定が7巻。厳しいですね。
 昔の全集モノみたく、ナンバリングしておかなくてよかったね、としか。
posted by ウロ at 09:22| Comment(0) | 法律書マニアクス
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