2018年10月12日

「法律学小辞典」の『小』は「小スキピオ」の『小』



法律学小辞典 第5版 有斐閣 2016
ポケット六法 令和2年版 有斐閣 2019

 前回の記事で「ポケット六法」の総合事項索引に触れたので、「法律学小辞典」のほうも書いておきます。

 「ポケット六法」は総合事項索引を倒さないと本体に攻撃が通らない 〜事項索引 de 勉強法

 この本、辞典なんで、当然のことながら本体自体が五十音順に項目並んでいるんですが、巻末に「総合索引」もついていて、収録項目+αの検索語が並んでいます。

 「ポケット六法」の索引は(当たり前ですが)条文ベースの用語がメインでしたが、こちらでは判例とか学説上の概念なども含まれているので、より広く勉強ができるようになっています。

 ただ、必然的に学習範囲が拡散するので、まずは「ポケット六法」の条文ベースの用語固めを中心にやっていくのがいいんでしょう。

 そこで分からない用語を「法律学小辞典」で調べて、参照用語もみつつ、それでもよくわからなければそれぞれの教科書に戻っていくと。


 ただ、六法⇔辞典をウロウロする、なんていう勉強方法は、最短距離で資格試験に合格したい、といった人にとってはかなりの遠回りです。
 そういった具体的な目的がある場合は、それ用の勉強をしたほうがいいと思います。

 ので、こういう勉強方法は、私のように「趣味で法学を勉強している者だ」といった、ちょっとアレ(orレア)な方々にオススメする方法です。勉強によって得られる結果よりも、勉強する過程自体を楽しむ系の。
 ここでつけた基礎体力によって、一度読んでいまいち理解できなかった本が、がぜん理解できるようになったりとか、そういう過程を嗜める方用の。

 私的には、資格試験を目指すにしても、こういう基礎体力つける系の勉強も決して無駄にはならないとは思うんですけど、如何せん時間が限られていますからね。


 ちなみに、この本のタイトルが「小辞典」となっているのは、おそらく、かつて「新法律学辞典」 (有斐閣 1989)というのがあって、それに対する「小」てことなんじゃないんですかね、たぶん。

 ところが、「新法律学辞典」のほうは絶えて久しく、といった趣で、改訂版がでそうな雰囲気はさっぱり。

 小辞典のほうだけが、定期的に改訂されていくさまよ。

 この「新」ていうのも、新横浜駅的なアレだと思いますけど。
posted by ウロ at 10:17| Comment(0) | 基礎法学
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: