2019年01月07日

金子智朗「経営分析の超入門講座」(秀和システム2012)

 財務分析とか経営分析とか決算書の読み方とか、もの凄い沢山の書籍が出てるじゃないですか。
 あの手この手で微妙に角度変えて。

金子智朗「経営分析の超入門講座」(秀和システム2012)

 これだけ出版されててもまだ新刊出続けてるっていうのは、それなりに売れるんですかね。
 ダイエット本みたいな。

 全部読んだら、最強本が見つかるのかもしれませんが、まあ探しきれませんよね。
 いい加減、決定版みたいのが出てくれてもいいと思うんですけど。

・自己啓発本 ⇒とりあえずカーネギー
・ビジネス本 ⇒とりあえずドラッカー

みたく。それ以外の本は差分として読む感じで。

D・カーネギー「道は開ける」(創元社2016)
D・カーネギー「人を動かす」(創元社2023)
ピーター・F・ドラッカー 「マネジメント[エッセンシャル版] 」(ダイヤモンド社2001)


 経営分析に関しては、私が読んだ限りではさしあたりこの本でいい気がします。

 フリーキャッシュフローがなんで営業CFと投資CFの合計なのか、とか図を使いつつ理屈を説明してくれてて、はじめてちゃんと理解できた気がします。

 生産性分析のところも、単に割り算の式を書くだけでなく、図を使って、ヒト・モノ・カネで売上高をあげて付加価値を生み出す、の流れをどうやって分析するか、ということを書いてくれてるので、自分なりに図をたどりながら考える、てことができたり。

 あとは、自社の事業にあわせて、自分なりに応用効かせれば足りるかなと。
posted by ウロ at 10:12| Comment(0) | 会計

2018年02月28日

財務分析総論 〜稼ぐ、彼女の如く。

とある財務分析の本を読んでいたら、最初のほうのページにいきなり

  「トントンの売上」

という文字が書かれていて、
一瞬、ん?てなったんですが、まあ先を読みすすめたところ、またしても

  「トントンの売上」

とでてきて、
口頭では聞いたことあるけど、こう文字にされると何とも言えない味わいを醸し出してくるんだなあ、と感じまあ先を読みすすめたところ、再び

  「トントンの売上」

とでてきて、
や、これは損益分岐点における売上を、専門用語を使わずに馴染みの言葉で親切に説明してくれてるんだよね、と思いまあ先を読み進めたところ、やっぱり

  「トントンの売上」

とでてきて、
もう胸に熱い気持ちいっぱいですよ、ということでまあ先を読み進め、しばらく落ち着いたかな、と思っていたところ、ダメ押し感たっぷりに

  「トントンの売上」

とでてきてしまい、ついにゲシュタルト崩壊が始まり、

・1986年6月1日、父Fei Fei、母Huan Huanの長女として誕生

・2000年7月8日に亡くなるまで、日本におけるブームの一翼を担う

・確かに、先方へ支払うレンタル料はなかなかの金額ではあろうが、それに見合うだけの売上は充分すぎるほど上げているはずである

・東京都上野恩賜公園単体にもたらした貢献利益のみならず、関連する企業であったり、あるいは動物園という施設、さらには日本経済全体に与えた経済効果なども総合して評価すべきである

・日中関係へもたらした政治的な貢献も評価すべき対象である

・「客寄せパンダ」という慣用表現があり、若干侮蔑的な意味あいに使われることもあるが、慣用表現に昇華されるくらい他との動物と比較してもダントツの人気ぶりは、ただただ賞賛されるべきである

 以上が、童童(Tong Tong)の売上においてご検討いただく事項となりますので、よろしくお願い申し上げます。
posted by ウロ at 11:05| Comment(0) | 会計